チーム力の大切さ

チーム力の大切さ

いつもきむら歯科医院にご来院下さいまして誠にありがとうございます。皆様、お口の中の状態はいかがですか?寒い日がまだまだ続いておりますが、私も全力で治療に当たらせて頂きます。

さて、平昌五輪、女子スピードスケート女子団体追い抜きで日本が金メダルを獲得しました!前回覇者を破り、夏冬通じて初のきょうだい金メダルだそうですね。高木姉妹を中心に、年間300日を共に過ごすそうで、まさにチーム力の勝利と言えそうです。(銀のオランダはプロ選手であるため、あまりチームで一緒に練習しないし、もともと同じチームでもライバル視しているとのこと)。個々で劣ってもチーム力で勝利する。野球などもそうですし、日本人の生きる道のように感じました。しかし、これはスポーツの世界だけではなく、あらゆることに当てはまる気がします。会社、歯科医院にも当てはまります。私の経験で最も印象に残っているのが歯科医師国家試験での体験でしょうか。歯科医師国家試験を受験するためには、歯学部に6年間通い、卒業する必要があります。6年間という長きにわたり一学年120人の少人数でそれこそ年間300日くらいの授業、実習に出席します。膨大な単位取得に関してはかなりシビアに評価されます。ひとつでも落とせば…まさに一年一年、高い山を登るような感覚。終わりがなかなか見えてきません。ようやく山頂(6年生終了)にたどり着き最後の2月に国家試験が待ち構えています。この日のために6年間の全てをぶつけるため、学生は夏以降は一斉に国家試験対策一色になります。(今はもっと早いようです)。食事、風呂以外は全て勉強、が半年続きます。これはやはり一人では難しいものがあります。私の場合はこの間、ほとんどの時間を友人達と過ごし、ともに励ましあいながら勉強しました。カゴに入れられたハムスターのように頭を寄せあいながら。どこが狙われ易いか情報戦も大切です。一人では無事6年で歯科医師になれなかったと思います。これは小さな話ですが、チーム戦、チーム力、がいかに大事で、何かを成し遂げるにはいかに必要なことであるかを再確認させられました。この経験を共にした同級生、先輩、後輩とはいまでも固い絆で結ばれています。写真は先日、都内で大学の先輩後輩との食事に撮ったものです(左から3人目が私)。出会いから約25年、久しぶりに会っても肩を叩いて再会を喜ぶのも強烈な体験をともに過ごしたからでしょうか。長くなりそうなのでまた後日、学生時代の話は書かせていただきたいと思います。

2018年2月22日

きむら歯科医院

院長木村修